「男の香り流儀」できる男は香水を知的に上品な感覚で選ぶ

会った後まで相手に深い印象を残すにはどうすればいいのでしょうか。大きな要素となるのが「香り」です。深みのある人間性と共に残る「大人の男の香り」は、相手の印象に残り、よりよい人間関係を築くきっかけとなります。

TPOに応じて香水の種類を使い分ける


香水は種類によって濃度が違います。まずは香水の種類を把握し、TPOに応じた使い方を心がけましょう。

パルファム
厳密に言うと、パルファムが香水のことを指しています。値段も比較的高く、多くは最高ランクの物ばかりです。かなり強く香るので、フォーマルなパーティーなどに相応しいと言われています。職場での使用は避けるべきかもしれません。

オードパルファム
パルファムよりは低い濃度ですが、品格を保ちつつ爽やかさも併せ持つ種類です。パルファムに比べると香りも弱めですが、それでもつけ過ぎには注意が必要。職場などではこの種類も使用に注意が必要かもしれません。

オードトワレ
香りも柔らかで、カジュアルな印象を残すことができます。普段使うに適し、職場での使用にも支障がないレベルです。それでもつけ過ぎには気をつけなければいけません。

オーデコロン
かなりライトな濃度で薄く、爽やかな香りです。どちらかと言うと香水としてより、気分転換のための使用が向いています。スポーツ後やお風呂上がりにおすすめです。

香水はつけ方1つで「武器」にも「弱点」にもなる


香水をあまり使ったことがない、もしくはまったく使ったことがないという人にとって、つけ方などはわかりにくいかもしれません。

男性が香水をつける場合は、ウエスト周りの肌に1プッシュのみつけると、自然で柔らかく香らせることができます。香水は基本的に下から上に向かい立ち上がっていくので、胸より下のウエスト周辺がベストだといえます。

手首や耳の後ろ・髪の毛や服に香水をつけることもあるようですが、これらはすべて「香り過ぎ」の原因になるので避けたほうが無難かもしれません。

男性の場合、基本的には「ちょっと物足りないかな?」程度で留めておくことをおすすめします。すれ違ったときに一瞬香るぐらいが、大人の男のエチケットです。

自分に合う香水と出合うために必要なこと


香水にいろいろな種類や商品があるように、香水をつける側にもさまざまな体質・タイプ・嗜好などを持っている人がいるものです。

男性が香水を選ぶ際に気をつけておきたいポイントは3つです。

まず1つは「体質との相性」です。その人が持つオリジナルの体臭や体温・肌質に合った香りを選ぶことです。できればつけた瞬間、つけて数時間後、つけた翌日と3回ほどに分けて試すことをおすすめします。

香水は体に馴染むのに時間がかかる場合が多いです。時間による自身の体の変化に合わせ、試す香水がどのような状態になるのかゆっくりと見極めることが大切だと言えます。

2つめは、自身のパーソナリティの把握です。例えば、スポーツマンが選ぶなら、シトラスやグリーンの爽やかタイプで清潔感をアピール。セクシーな大人の男性なら、ムスクやオリエンタル系でムーディな香りを演出。アーティストなら、スパイシーやシプレ系でクリエイティブ感を醸し出します。

3つめは、自身の「本能」に従うこと。自身が気に入った香りをさりげなく上品に身にまとえば、周りの人からも自信を持った知的な男性として印象を持ってもらえることでしょう。

相手の記憶をつかんで離さないメンズフレグランスとは?


日本のビジネスパーソンが職場や取引先で香水をつける場合に、大人の身だしなみとして好印象を抱いてもらえるおすすめの商品をいくつかご紹介します。

・ ラルフローレン「ロマンス フォーメン オードトワレ」
フローラルとスパイスがバランス良くミックスされた、柔らかで透明感・清潔感があふれる香りです。

・ クリスチャン・ディオール「ディオール オム オードトワレ」
ディオールの伝統を現代的にアレンジさせた、格調高い優雅な香りです。洗練された大人の男性のためのフレグランスと言えるでしょう。

・ ジョルジオ・アルマーニ「アクア ディ ジオ プールオム オードトワレ」
世界的に人気のメンズフレグランスです。爽快なマリン系の甘い香りは、清潔感ある男性のイメージを演出してくれます。

・ イッセイミヤケ「ロードゥ イッセイ プールオム オードトワレ」
清流のような爽快感を柚子の甘い香りで演出。マイルドで甘く爽やかな印象を与えてくれます。

香水に慣れていない人や、初めて試してみようと考えている人が、もし香水選びに苦労しているのなら、人気の高いこの4つのフレグランスから「男の香り流儀」を始めてみるのも1つの方法だと思います。