知らないと危険! 口臭をまねく3つのNG生活習慣

口臭は自分では気づきにくいものです。人からも指摘されることが少ないので、意識しないと気づくことがむずかしい問題といえます。

また、自分の口臭に気づいたとしても、人に相談ができず、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

もちろん、内臓の病気ドライマウスなどを原因とする病的な口臭もありますが、口臭の9割は口腔内の細菌によるものです。そして、歯みがきの仕方日々の生活習慣で予防できるものがほとんどなのだそうです。

都内で歯科技工士として仕事をするIさんに、ついついしてしまいがちなNG習慣や今日から口臭ケアを教えてもらいました。

朝ごはんの後に歯を磨く


食事をすると食べカスがたまるから、朝の歯みがきは朝食の後にする。この習慣は正しそうに思えます。しかし、この習慣が口臭の原因かもしれません。一体何がいけないのでしょうか。

実は、起きてすぐの口の中には、口臭のもとになる細菌がたくさんいます。なぜなら、寝ている間は細菌を洗い流してくれる唾液の分泌量が減り、起きているときの約3倍ものスピードで細菌が繁殖してしまうからです。

しかも、一日のうちで口腔内に最も細菌が多いのは起床直後だそうです。一説によると肛門付近の細菌量よりも多いということですから、朝ごはんと一緒にこれらの細菌を飲み込んでいると思うとゾッとしてしまいます。

細菌の繁殖を防ぐには起きてすぐに歯みがきをするのもいいですが、その後すぐに朝食を食べることを考えると、どうしてもおっくうになってしまうものです。そこで、起床後すぐにうがいをして朝食をとり、その後歯みがきをするという方法が、継続しやすくおすすめです。

口臭が気になるので極力話さない


口臭が気になりだすと、人と話すのも怖くなってしまいます。しかし、人と話す機会を避けるというのは、むしろ口臭を強めてしまうかもしれません。なぜなら、会話をすることで唾液の分泌量を増やせるからです。

唾液は舌の下にある舌下腺アゴの下にある顎下腺から分泌されます。会話をするとこれらの部位が効果的に刺激されます。その結果、唾液がたくさん出て、口臭の原因となる細菌を洗い流してくれるのです。

なかでも、殺菌効果が高いとされるサラサラの唾液は、リラックスしているときに多く分泌されるといわれます。会話を楽しむことは、結果的に口臭予防になるということです。

硬い歯ブラシでゴシゴシ磨く


食事後に残った食べかすは、細菌を繁殖させる要因です。「ここは強めに歯みがきをして食べかすを徹底的に取り去らなければ」と思うでしょう。気持ちは分かりますが、ゴシゴシと歯みがきをするのは逆効果になるので注意が必要です。

歯茎を構成している歯肉は想像以上にデリケートです。ちょっとした刺激で傷ついたり出血したりしてしまいます。そして、その血が細菌の栄養分となり、繁殖の手助けをしてしまうこともあるのです。

また、傷口から細菌が侵入して歯周病を悪化させ、歯周病が原因となり口臭が発生することも考えられます。

歯ブラシの硬さは好みで選ぶのもよいのですが、合わないものを使い続けていると歯や歯茎を傷つけたり、知覚過敏の原因になったりすることもあります。

目安としては、歯や歯茎に目立ったトラブルのない人はふつう~硬めの歯ブラシを、歯肉炎などのトラブルがある人、虫歯になりやすい(歯質がやわらかい)人はやわらかめの歯ブラシを選ぶのがおすすめです。

口臭は、中高年世代だけの悩みではありません。日々のケアで要因を一つずつ取り除いていけば、口臭を気にしすぎることなく積極的にコミュニケーションを取れるはずです。今回あげたNGポイントに気をつけながら、健康な口内環境を整えていきましょう。