「テニス」が40代からの趣味にいい3つの理由

夢中になれる趣味は、仕事にもプラスの影響を及ぼしてくれます。特にスポーツは健康維持やダイエットにも効果的で、一石二鳥の趣味と言えるでしょう。

40代からの趣味にお勧めするスポーツの一つに、テニスがあります。テニススクール「D-tennis」でコーチを務める長谷健児さんに、その理由を聞いてみました。

ゲーム性が高く、楽しみながら健康管理できる

いざスポーツをはじめても、定期的に通っているのは最初のうちだけで、忙しいということを理由に気がつけばスクールやフィットネスジムから足が遠のいてしまう人も多いのではないでしょうか。どんなスポーツも、続けてこそ本当の楽しみが分かり、ダイエットやその他の健康効果も出やすくなります。

そんな中でも、テニススクールの退会率は低く、いつの間にか10年、20年と続けている方が多いのです。その一因は、テニスの「ゲーム性」にあると感じています。テニスはスポーツの中でも頭脳プレイという側面が大きく、シングルスの場合、来たボールは基本的に自分で打ち返さなければならないので、責任も大きくなります。それだけに勝てたらとても嬉しいし、上手になるために続けようというモチベーションがわいてきます。

ゲームに夢中になっているうちに、楽しみながらダイエットや健康管理ができるのが、テニスの大きな魅力です。

工夫すれば何歳になっても続けられる

テニスは、何歳になっても続けられるスポーツです。年を重ねるとどうしても衰えてきてしまう体力や瞬発力を、作戦によってカバーすることができます。

テニスのゲームの考え方には、大きく分けて「配球」と「ポジショニング」の2つがあります。配球はどこにボールを打つか、ポジショニングは自分がコートのどの位置に陣取るかということ。これらを適切に判断すれば、自分が打ちやすいボールを相手に“打たせる”ことができ、むやみに走らなくてもゲームに勝てるというわけです。

膝や腰への負担が気になる人でも無理なく楽しめる点も、テニスの魅力です。正しいフォームを意識しているうちに自然とインナーマッスルが鍛えられ、膝や腰に大きな負担がかからなくなります。

膝や腰に痛みがある場合、その部分をかばおうと前傾姿勢になりがちですが、これは余計に負担が大きくなってしまい逆効果です。インナーマッスルを鍛えることで前傾姿勢を改善し、痛みの原因を根本から取り除いていくことができます。

このように、テニスは40~50代以上の方にこそ積極的に楽しんでほしいスポーツです。スクールやコートが通いやすい場所にあることも多く、生涯の趣味としても最適だと思います。

全身の筋肉から脳まで自然に鍛えられる

テニスは、全身運動の代表格ともいえます。脚力や腕の力、インナーマッスル(体幹)まで、まんべんなく鍛えることができるのです。このインナーマッスルは、姿勢を効果的に矯正する筋肉なので、膝の痛みや腰痛に悩む人にも、鍛えていただきたい部分です。

そしてテニスは、運動が苦手な人や体力に自信がない人でもはじめられます。コートの隅から隅まで全力で走らなければならないサッカーやバスケットボールに比べて走る距離は長くないので、身体を慣らしながら徐々に体力をアップさせていくことができるはずです。

また、ダイエット中の人にも、テニスはお勧めです。テニスを1時間半プレイすると、約5キロ走ったのと同じくらいの運動量になると言われています。プロのテニス選手は他のスポーツのプロ選手に比べて、脂肪や筋肉の量が多すぎたり少なすぎたりしない、バランスのとれた体型の人が多いもの。これもテニスのダイエット効果を物語っています。

身体の筋肉とともに脳を鍛えられるのも、テニスの特徴です。配球やポジショニングを考えるには、ゲームの展開を1段階、2段階先まで読む必要があります。ゲームを楽しんでいるだけで、自然と脳に刺激を与えることができるのです。

楽しみながら健康管理できるのが、テニスのいいところだと感じています。まさに“いいとこどり”のスポーツであるテニス、この機会にぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

取材協力 (株) D-tennis テニススクール

「テニスを通じて皆の夢をかなえよう」の言葉に共感した仲間で構成された、テニスとスポーツのプロ集団。「試合に勝ちたい」「健康になりたい」「友達を増やしたい」など、さまざまな夢をかなえるべく奔走する。